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2014年09月29日

「分かりました」に代わる表現の使い分け方

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「了解しました」「承知しました」「かしこまりました」の

使い分けはできていますか?

いずれも「分かりました」に代わる丁寧な表現ですが、

注意が必要なのは「了解しました」です。



「了解」とは、相手の事情や伝達内容を理解して

承認することを意味します。

認めるという意味合いが含まれる言葉なので、

本来は上司が部下に

了承の意を伝えるときに適した表現です。


したがって、上司が部下に「了解です」「了解しました」と

返信するのは差し支えありませんが、

部下が上司に対して使うのはNG。

部下から上司に対して返答するときは

「承知しました」「承りました」が適切です。

「了解しました」「了解いたしました」は丁寧語ではあっても、

尊敬語ではないと覚えておきましょう。



一方、「かしこまりました」は、

目上の人の言葉を謹んで

承るという意味の言葉なので、

「承知しました」「承りました」よりも

さらにかしこまった表現です。

より丁寧な言いまわしになるので、

お客様や目上の相手に対して使うことが多いです。



「分かりました」という意味で使われる

その他の言い回しに「大丈夫です」があります。

「問題ないです」「OKです」という意味でも使いますが、

お客様や目上の相手への応対の言葉としては好ましくありません。



「大丈夫」というのは身内や友人など、

ごく親しい間柄の相手に使う

カジュアルな言葉だからです。

さらに「大丈夫です」という返答だけでは、

「何が」大丈夫なのかわからない

ことがあり注意が必要です。

例えば、「佐藤さんへ連絡してください」

という依頼メールに対して

「大丈夫です」という返信は、

「はい、分かりました。連絡します」

という了承の意味の「大丈夫」なのか、

「もう連絡しました」という完了の意味の

「大丈夫」なのかがはっきりしません。

このようなときは、どうにでもとれる表現ではなく、

OKなら「承知しました。

すぐに佐藤さんへ連絡いたします」。

完了しているなら「佐藤さんへは

すでに連絡いたしました」と、

相手の依頼に対してどのように対処する、

もしくは対処したかを伝えることが肝心です。





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Written by Akira Ota -Tax Accountant
      
  


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