2017年12月22日

商売はケ・セラ・セラ

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     そんな浜松市の高台より
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ヒッチコック監督のサスペンス映画『知りすぎていた男』では、

ドリス・デイの歌う『ケ・セラ・セラ』が

物語のラストに向けた重要な糸口になっていました。

「大きくなったらきれいになれる?お金持ちになれる?」

そう尋ねる女の子にママや学校の先生は言います。

「ケ・セラ・セラ、なるようになる」。



大人になると恋人にも聞きます。

「幸せな未来が待っているの?」。

恋人の答えも「ケ・セラ・セラ」。



彼女が子どもを授かると、今度は子どもが尋ねます。

「私はきれいになれる?」。

「ケ・セラ・セラ、先のことなんて分からない、なるようになるわ」。



小気味よいストーリーも巧みですが

『ケ・セラ・セラ』はそれ以上の印象を残して映画は幕を閉じます。



「一休さん」の愛称で親しまれた一休和尚は

遺言状を書いてこの世を去りましたが

「大きな問題が起こるまで決して読むな」と言い残したそうです。

弟子の僧侶たちは教えを守り、遺言状が開封されたのは

一休和尚の死からしばらく経ってからのこと。

大きな問題に直面していた僧侶たちが

すがる思いで開いた遺言状には、

こう書かれていたそうです。

「なるようになる。心配するな」。

とんち好きだった一休和尚らしい逸話です。



「なるようになる」といえば、

沖縄の方言の「なんくるないさぁ」が思い出されます。

「なるようになる」とか「なんとかなる」という意味で知られていますが、

沖縄の人に言わせると、生きていく辛さの中から

生まれた深くて力強い言葉だそうです。

ままならない世の中でも

私たちは生きていかなくてはなりません。

でも、誠実に真剣に生きていればきっとうまくいく。

それを信じる気持ちが「なんくるないさぁ」なのでしょう。



時代の変化のスピードは加速度を増し、

商売のやり方も人の考え方も変わってきました。

「今しかない」といいますが、本当になんとかできるのは、

まさに「今の自分」のことだけでしょう。

商売に正解はありません。

うまくいかないときも「なるようになる」の精神で、

今の自分にできることに集中したいものですね。





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Written by Akira Ota -Tax Accountant  
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