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2018年09月24日

楽観主義でいこう!

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     そんな浜松市の高台より
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その出来事をどう捉えるか――。

これは本人の性格や状況、もっと高い視点でいえば、

その人の哲学によって出来事の受け止め方は変わってきます。



例えば、1万円を失くしてしまったら、多くの人は「もったいない。

どうして気付かなかったんだ」と悔しがって嘆くでしょう。

ところが、ある社長は1万円を失くしたことに気付いた瞬間こそ

「あぁ・・・」としょんぼりしたものの、

そのすぐあとに「だけど私の1万円は拾った人の役に立つだろうから、

それでいい」と笑っていたそうです。



彼は普段から何かにつけてそんな調子だとか。

思うように事が運ばなくても「そんなこともあるよね」と笑い飛ばし、

アクシデントに見舞われても

「こんなこと、めったに体験できないから」と

アクシデント自体を楽しんでしまう。



良くも悪くもあまり物事にこだわらず、

執着しないたちなのでしょう。

その楽観主義が周囲を和ませるのか、

彼の周りにはいつも人が集まってきます。

人が集まるところにはお金も集まってくるので、

彼の商売が順調なのも自然の成り行きなのでしょう。



よく言われる例えですが、

失敗を「失敗」だと思わずに「経験」だと捉えれば、

クヨクヨ悩まずにすみます。



こんな楽観主義を「能天気」だ「お気楽」だと批判する人もいますが、

脳科学者の茂木健一郎氏の著書『脳を活かす仕事術』によれば、

「脳は楽観主義でちょうどいい」そうです。

脳がうまく働くにはある程度、

楽観主義なほうがいいという意見には

経験的に思い当たる節もあり、

何でも捉え方次第だと改めて痛感しました。



早いもので今年もあと2カ月となりました。

残りの日々を横目で見ながら

1年のまとめに入っている気の早い人もいるでしょう。

節目のタイミングでは、

出来事を「良かった」「悪かった」の二分法で考えがちですが、

「良い」「悪い」の判断より、

色々あったけれど何とかやっていることに

目を向けてみるのも悪くありません。



思い悩んでもすべて過ぎてしまったこと。

やり直せない過去にこだわれば、

執着する分だけ未来に暗い影が差します。

バランスのよい楽観主義でいきたいものですね。





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Otax - 税理士太田彰サイトへ「早いもん勝ち」より「続けたもん勝ち」
Written by Akira Ota -Tax Accountant


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