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2016年01月01日

リピート回数の切り捨て

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└■  遥か上空の旅客機を探す...
     そんな浜松市の高台より
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     ┃経┃営┃徒┃然┃草┃
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 ■売上げ=集客×単価×リピート回数。

  これが俗に言われる商売の鉄則です。
  でも、これじゃなくてもいいんです。

 ■例えば、リピート回数を上げさせたり維持させるためには、

  従業員教育やサービスの向上をし続けなければなりません。
  口では簡単に言えますが、非常にコストが掛かるものです。

 ■そこで、それを一切、切り捨てましょう!と私が提案しました。

  中途半端な規模で中途半端な味の料理を出す旅館がありました。
  集客と単価はなんとかなりましたが、問題はリピート率でした。

 ■「もう二度と来ないサービスに徹しよう!」という、

  画期的なスローガンを掲げました。いいですねぇ~♪
  広告宣伝にのみ費用を掛けるとそれ以外は節約です。

 ■雑誌やテレビや新聞などに宣伝をしまくったら、

  面白いように全国からお客さんが集まりました。
  それまでは地元のお年寄りしか来ませんでした。

 ■そこで徹底させたのは、すべてに中途半端ということです。

  手を抜き過ぎて粗悪なイメージを与えると風評が立ちます。
  でも、サービスも料理も中途半端だと風評すら立ちません。

 ■私の計算では、ターゲットを全国に広げると、

  あと20年はこのやり方だけで生き残れます。
  ただ、私はそろばん4級なのでいい加減です。

 ■いいか悪いかは別にして、お客さんを満足させてリピート率を上げるより、

  広告宣伝費に力を入れてあとはテキトーにやった方が安い場合もあります。
  私が言いたいのは、世間の安い商売の鉄則に惑わされるなということです。




 どんな商売でも、全国をターゲットにすると20年はもちます。
 でも、そのあとは一体どうするの?と思うでしょ。大丈夫です。

 20年もすれば、確実にお金を払う層が根こそぎ変わります。
 今の高校生が温泉に浸かるためにお金を払うようになります。

 だから、悪い評判が立たないように、サービスにお金を掛けないように、
 中途半端に徹することです。しかし、やってみると分かると思いますが、

 中途半端に徹することは非常に難しいです。
 良か悪かどっちかになってしまうはずです。

 それではいけません。偏差値48レベルが最高です。

 答えは1つですが、商売のやり方なら腐るほどあります。





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Otax - 税理士太田彰サイトへ「早いもん勝ち」より「続けたもん勝ち」
Written by Akira Ota -Tax Accountant


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