2012年04月24日

北陸の旅で

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  └■ 遥か上空の旅客機を探す...
     そんな浜松市の高台より
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     ┃経┃営┃徒┃然┃草┃
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 ■その日は、澄み渡るようなパールブルーのお空でした。

  そんな色があるのか知らないけど。3人のおっさんが、
  北陸自動車道に乗ると目的地の福井市に向かいました。

 ■うるさいんだ。自分の思ったことをそれぞれに喋るんで、

  とにかくやかましいし会話にならないから腹が立つんだ。
  そうかと思えば喋り疲れてお通夜のように黙っちゃうし。

 ■私は、いつも言っていますが「プロ」という単語が大嫌いです。

  世の中に「プロ」なんていません。いるのは本物か偽者かです。
  胸を張って自分のことを「プロ」と言う奴は100%職人です。

 ■それを今回の旅行を通して改めて確信しました。例えば、

  料理で言うなら、自分が作りたいものを作る奴が職人で、
  自分が食いたいと思うものを提供する奴が本物なんです。

 ■古い友人は、後者です。職人の多くは包丁にこだわります。

  でも、本物は切れりゃカッターでも同じだと言い放ちます。
  言っておきますが、古い友人はカッターなど使用しません。

 ■そして、職人は基本に忠実であり、古来の伝統を守ろうと頑張ります。

  しかし、基本はだれでも知っています。それを応用するのが本物です。
  それに伝統がある老舗になればなるほどその時代に確実に合わせます。

 ■平安時代の味を平成の今に伝えても、受け入れられるとは限りません。

  しかし、それを必死に守ろうとする職人が世の中にはたくさんいます。
  だから、売れないんだ。売れなきゃ高価な食材もゴミと同じなんです。

 ■そして、古い友人はネットショップを立ち上げました。

  きっと頭の古い職人には考えられない愚かな行為です。
  今、月商は250万円です。本物だから売れたんです。

 ■立派な包丁や古い伝統にこだわってみても売れなきゃ偽者なんです。

  だって、世間がまったく認めてないんだから。ゴミ出さないでよね。
  静かに「だれにも媚びません。でも、時代には合わせます」ってね。



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Written by Akira Ota -Tax Accountant



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