浜松の税理士太田彰「経営徒然草」

私は、お客によく「蛙の顔立て」の話をする。
人間のように立って歩きたいと思ったカエルが、
清水寺にこもって祈った。
そして立って歩けるようになったものの、
目は元のまま後ろを向いているので、
進む方向がわからず、そのまま干からびて
死んでしまうという寓話だ。
この寓話は、先の見通しを持たないと、
ずさんな考えや、とんでもない計画に
流されて失敗するという１つのたとえだ。
だが、わたしの解釈は違う。
カエルはカエルだ、徹底的に両生類だ。
立って歩こうとすること自体が、無理なんだ。
このことからいえるのは次の４つだ。
　無駄な努力などしない。
　無益な計画も立てない。
　無謀な夢など持たない。
　無理な行動などしない。
他人をうらやむ、他人にへつらう、他人のマネをする。
そんな背伸びはするな、フツーのカエルは跳べるんだ。

Written by Hiromichi

監修：浜松の税理士太田彰
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